床内部への汚れの滞留
防滑施工によって、微細な隙間、穴を空けるなどの化学反応を経た床材は、施工前より水や空気の通りがよくなっています。そこに目に見えないミクロレベルの埃、油脂などが、隙間に入っていきます。滑りはそれらが滞留し目詰まりを起こすことで起こります。
“不適合”、もしくは“不十分”なメンテンナンス
床内部への汚れの滞留を引き起こす主な原因は、メンテナンスにあります。あなたの現場に適した洗剤は?この初歩的なこの質問に答えられないと、防滑効果を維持するのはむずかしいと言えます。床材、環境、状況に合ったメンテナンスは、効果持続の生命線です。
1.現場の床材や汚れの種類を知らない
基本中の基本です。そもそも床材の性質と付着する汚れの種類を知らないと、
清掃自体ができません。
2.使用する適正な洗剤を知らない
どんな洗剤をどんな濃度で使い分ければいいのか?を知ることが重要です。
3.利用状況より対応すべき作業内容を知らない
利用者の多い日、歩行頻度などの状況を見て、メンテナンス方法を変えていま
すか?
4.清掃頻度、ローテーションが決まっていない
日常清掃、定期清掃のスパン、作業内容のルーティーン化ができていないと、
汚れはどんどん蓄積していきます。
これらは滑り止めに関わらず、清掃業務として初歩的なことですが、意外とで
きていない ケースが多いです。
不都合な真実
防滑性能の維持は、「誰にもカンタンに」というわけにはいかない。でも、
やることはシンプル。
弊社の宣伝を考えると「5年10年もちます!」と言いたいところだが・・・要は
「何年持たせたいか?」に尽きます。