転倒事故防止対策
1.出入り口は段差をなくす事
脱衣所と洗い場の間は、できるだけ段差のないようにしましょう。
もし、つまずく事に繋がる段差があれば、リフォームを検討しましょう。
ドライヤーのコードなども転倒の原因になりますので、注意しましょう。
2.床は滑りにくい素材にする事
床材はすべりにくい素材を選びましょう。
また、衝撃を吸収できるクッション性の高い素材もお勧めです。
木製の床材は滑りにくいのが特徴ですが、ぬめりが出てくると滑りやすくなるため、注意しましょう。
タイル床材、樹脂床材は滑り止め加工が施されているかを確認しましょう。
タイルの床材、木製の床材共ぬめりが出て滑りやすくなるのは、体指が蓄積した結果です。
冷えているときにはべたつき、お湯を使うと固まっている体指が溶け出しぬめって滑ります。
スーパー銭湯、ホテルの大浴場の床などでも長年の体指の蓄積により、べたつき、ぬめりが発生しています。
施設様では日常清掃されていますが、通常の清掃では体指を分解し洗い流す事ができずに、その繰り返しで蓄積された体指の影響でぬめり、滑りの原因となります。
タイル、石の床材の場合は内部に無数の隙間が有りその隙間に体指などが蓄積され、いっぱいになって溢れ出てきて表面に蓄積されます。
3.壁に手すりを付ける事
近年に建てられた住宅は初めから手すりが取り付けられている場合が多いのですが、築年数が長い住宅は手すりの取付はあまりせれていません。
浴槽の横に手すりがあるだけで、転倒の可能性を抑える事が出来ます。
出入り口にしっかりと握れるオフセット形状の手すりもあります。