紫外線とは、地球に到達する太陽光線のうち、波長が短く、エネルギーの 高い光を指します。
UVというのは、紫外線を英語で言ったultravioletの略です。
紫外線はUVーA波、UV−B波、UV−C波の3種類に分けられます。そのうちA、B波が地球に届いています。
UVBは、皮膚の表面に届き、皮膚や眼に有害です。日焼けを起こしたり、皮膚がんの原因になります。
一方、UVAは、B波ほど有害ではないといわれていますが、長時間浴びた場合は同じように、細胞を傷つけるため、同様の健康被害の原因となります。窓ガラス や雲を通過して皮膚の奥深くまで届きます。そして、しわやたるみなどの「肌の老化」を引き起こす原因になります。
そしてどちらもいわゆる「日焼け」の原因となります。
①まず、紫外線を浴びた直後に現れる「赤い日焼け」(紅斑)を「サンバーン」といいます。ひどくなるとヒリヒリしたり水ぶくれができたりします。海水浴などで真っ赤に日焼けするのはサンバーンです。
②もう一つ、赤い日焼けが消失した数日後に現れ、数週間から数ヶ月続く「黒い日焼け」を「サンタン」といいます。いわゆる、一般的にいわれる「日焼け」にあたります。
また、赤くなっても黒くなりにくかったり、赤くならずにすぐ黒くなったりと、人によってタイプが分かれます。 紫外線について・・・
・曇った日は日焼けがしにくいの?
薄い雲の場合、紫外線の80%以上が通過します。
(曇り空では、快晴時に比べ、地表に到達する紫外線のUVB波は減少していますが、UVA波の量はほとんど変わりません。)
家の中にいても、紫外線は窓ガラスを通過して部屋の中に 入ってきますので、日焼けは防げません。
また、洗濯物を干したり、ごみを捨てたり、と、日常的に外に出て紫外線を浴びている機会は意外と多いものです。
(環境省「紫外線環境保健マニュアル2008」)を引用
このグラフは、日本の場所別、月別の紫外線量を示したグラフです。
同じ日本でも南にいくほど紫外線量が多くなり、札幌と那覇では、約1.5倍の差があります。
また、5月から9月頃にかけての紫外線量が特に多いことがわかります。
紫外線が多い季節といえば、「夏」というイメージがありますが、実はそれより前から注意していないといけな いことがわかります。
6月すでに真夏と同じくらいの紫外線対策が必要です。
室内での紫外線対策には、窓に貼る遮熱フィルム・遮熱シート・遮熱コーティングが、お薦めです。
暑さ対策、紫外線対策に最適です。